nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

GPS較正VFO その3 R909-VFO基板で時間、緯度、経度モニター機能

R909-VFO-1602基板にSQ2GUのGPS Corrected VFOのスケッチの移植中です。その途中で、時間、緯度、経度モニター試作機を作りました。。

SQ2GUのGPS Corrected VFOのスケッチデバッグ中なのですが、まともに動き出すまでずいぶん時間がかかります。時間短縮のため受信信号強度を稼ごうと、屋外に出し、衛星を4つ捕捉するまで待ちますが、なかなか期待通りにはいきません。

このスケッチでは、まずはGPSとの接続確認、次にGPSの衛星捕捉、4衛星を捕捉するとやっと、PPSパルスが出てきます。PPSパルスを、44秒間計測し、VFOの信号周波数との差分を計算します。差分値を較正値として記憶し、Si5351aモジュールを較正、44秒ごとに誤差を算出し、誤差周波数(Fstab)表示します。Si5351aモジュールの水晶発振回路の安定度では、数Hzぐらいで+-を行ったり来たりします。

R909-VFO GPS Corrected Fstab 写真

R909-VFO with GPS安定度


しかし、あまりにGPSの立ち上がり時間がかかるので、デバッグが進みません。どうもGPSが外来ノイズを受け感度低下を起こしているようです。屋外に出すとき、実験用電源としてスマフォ用モバイルバッテリーを使用しています。リチュームイオン電池から5VへステップアップするLDOのスイッチングノイズのことをすっかり見落としていました。

ノイズ対策確認実験のため、先に紹介したGPS時計機能と緯度経度モニター機能を合体し、GPS_TIME_LOCモニタースケッチを作りました。


\GPS_watch_Loc_kpa1.ino

github.com

 

推定は当たっていたようです。GPSの電源配線(+5V,GND)をダストトロイダルコア巻きにし、モバイルバッテリーを回路からなるべく遠くへ離すと改善されました。室内でも窓際なら、ちょっと時間がかかるが衛星捕捉できるようになりました。

 

TIMEとLOC表示事例


GPSの衛星補足確認のために作ったスケッチですが、時間、緯度、経度モニターなので、役に立つのかも知れません。