マスコミでも冷静な説明が出ているので、風評被害
が発生しないことを祈っています。
民間物流業者が福島方面には行きたがらないという
ことが救援輸送を妨げているような話も出てきまし
た。今観測されているレベルならば一時的なら問題
がないようですので。
放射線濃度の測定ですが、一般的にガイガーミュラー
管が用いられると思います。このセンサーには放射
物質などから発せられる「アルファ放射線、ベータ
放射線、ガンマ放射線の合計」の影響によるエネル
ギー粒子の1分間あたりの数をxxCPMとして表示さ
れるようです。そのサイトで採用している機械では
120CPMが1マイクロシーベルト/時に換算されるそう
です。
東京地区では民間ボランティアで観測されている値
は10〜20CPMですので、何も無いときにでも0.1から
0.2マイクロシーベルト/時の放射線濃度があるとい
うことになります。
この観測値が一昨日数時間だけ50CPM(0.5マイクロシー
ベルト/時)に上昇しました。これは福島県浜通りの
北風+鹿島灘からの強い西風により飛散した粒子が
東京まで届いたものと思います。
たとえば1マイクロシーベルト/時が年間8760時間継
続すると8.76ミリシーベルト/総量となり、胸部X線
CTでの被爆量(6.9ミリ)ぐらいなので、精密検診を
受けた程度です。それを受け続けると問題です。