nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

PIC10F322の取り説をよんでみた 続き

マイクロチップ社のPIC10F320/322取り説「PIC10(L)F320/322
Data Sheet」DS41585A-page 89 を引用します。

ーーーーーーーーーMicrochip DS41585A より引用ーーーーーー
14.1 回路の動作
14−1図は温度回路の簡単なブロックダイヤグラムです。比例電圧出力は複数のシリコン接合の順電圧降下を計ることで実行されます。
14−1式には温度表示器の出力特性を示しました。

14−1式
  高レンジ:Vout=Vdd-4Vt
  低レンジ:Vout=Vdd-2Vt

温度感知回路には固定参照電圧(FVR)モジュールが組み込まれています。これについては12.0「固定参照電圧(FVR)」をご覧ください。
この回路を動かすにはFVRCONのTSENビットを設定します。ディスエーブルにするとこの回路に電流は流れません。
回路は高レンジと低レンジで動作します。高レンジではFVRCONレジスターのTSRNGビット設定で設定され、広い動作電圧範囲が選べます。この設定では広い温度範囲に渉って刻みが増えるが、値間の調和しなくなります。このレンジを選ぶと高いバイアス電圧が必要なために高いVdd電圧が必要になります。
FVRCON0レジスタのTSRNGビットをクリア設定すると低レンジになり、電圧が落ちて、低いバイアス電圧で回路は動作します。低レンジは低電圧電源時に用意されました。
ーーーーーーーーーMicrochip DS41585A より引用 終わりーーーーーー

ここまで来て、理解したのは、ダイオードの順方向電圧の温度変化を利用しているようです。確かショットキー接合がエキスポネンシャルのなんたらケーティーだったですね。高レンジではその接合ダイオードを4つ積み重ねて電源から定電流流して温度での電圧変化傾きを取り出して基準温度での電圧と比較して比較アナログ値をADCで取り出すという仕組みなのでしょうか。アプリケーションノートにもっと詳しく解説してるとありますので、そちらにも進んで見たいと思います。  続く。

PIC10F322のコンフィグ+ピカピカ掲載
http://chitose6thplant.web.fc2.com/ 



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