nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

RFブリッジ利用しエアバンド受信用ホイップアンテナを試作してみます


eBAYで買ったRFブリッジ(もともとウクライナのトランスバーター.ショップがeBAYで売っていたものを劣化コピーしたモノだった)の特性をGigaStのTGを使い前々回調べました。OPEN/SHORT特性とダミーでのマッチング特性を見たところ、数百MHz帯でRLは40dB取れています。SWRで言うと1.02以下となり、このRFブリッジのパターンミスさえ直せば使えそうです。


前回は手元にあるアンテナ類を測ってみましたので、次はRFブリッジ+GigaSTを使い、トライアンドエラー式にホイップアンテナを作ってみることにします。

 

ところで、ポケッタブルハンディレシーバーHRD-737を買って、アンテナコネクタ改造し、ヤエスのFHA-1EというVHF/UHFデュアルバンドハンディ用アンテナを組み合わせ、エアバンド受信に使っています。もう少し利得のあるアンテナを欲しいなと思っていましたので、今回それを作ることにします。ちょうどジャックボックスから10cm少々セミリジッドケーブルが付いたSMAコネクタを見つけました。この先にコイル状に巻いたエナメル線エレメントをつけ、120MHzぐらいに同調したちょっと長めのホイップアンテナを作ることにします。

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RFブリッジでアンテナRL特性を測る


エレメントの芯をはじめはボールペン替え芯でインクがなくなったものを利用しようかと思いましたが、長さがちょっと短い。次のアイデアは100円ショップで買った長さ20cmぐらいのナイロン製バインドです。これにエナメル線を長さ60cmばかり巻いて、下部はセミリジッドに括り付け、出来上がり時に外装にスミチューブをかぶせることにしました。

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トライアンドエラーで作ったエアバンド用試作ホイップアンテナ

色々試行錯誤の過程を説明すると、まず全部コイルにすると同調周波数は160MHzになりました。周波数を下げるためトップ部分10cmはコイルに巻かず、まっすぐにして、更に5cm折り返しにしました。コイルでなくてなぜストレートにすると同調周波数が下がるのかはわかりません。トップロードになってるんですかね。ともかく、これで120MHzが中心周波数になりました。思い付き実践しながらのアンテナ試作です。


さて、効能ですが、実電波で確認することにします。HRD-737の内蔵ホイップや、FHA-1Eアンテナでは大阪国際空港のATIS波127.62MHzを室内では受信できませんでした。ところが、この新ホイップアンテナではアパートの部屋の窓際ぎりぎりまで行くとかろうじて受信できるようになりました。HRD-737のRSS表示で言うと5~6dBぐらいの感度アップとなります。

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新アンテナなら窓際でかろうじてATIS受信できる

 HRD-737に関しては次のブログに書いています。

hrd-737.hateblo.jp

 

rover.ebay.com