74HCU04Aによるフランクリン発振回路でL測定実験です。
フランクリン発振回路を使ったLメータは、発振回路と周波数カウンタの組み
合わせです。
その使い方は、①基準回路の発振周波数F1を計り覚えておく。
②次に参照用コンデンサを負荷して発振させて、その周波数F2を覚えておく。
③そして未知のLを基準回路のLに付加(直列接続)して周波数F3を取得する。
④以上のF1,F2,F3,Crefから連立方程式を解いてLtestの値を計算して求める
というものです。(これでPICマイコンのプログラム仕様ができましたね)
F1:1000pF+4.7μHの組み合わせで発振させる
F2:1000pF+4.7μHの組み合せへ更にCref:1000pF±5%を並列して発振
F3:1000pFと4.7μHと未知のL直列したものを並列しれ発振
Ltest=((F1/F3)**2-1)*((F1/F2)**2-1)/(Cref*(2*π*F1)**2)を計算する。
以上のLメータルールに従い試し測定し、エクセルで計算してみました。
1000pF+1000pF_Cref+4.7uH | |||||
表記 |
10mH | 10u | 2t(トロイダル) | 4.7u | 22u |
F1 | 2399 | 2399 | 2399 | 2399 | 2399 |
F2 | 1706 | 1706 | 1706 | 1706 | 1706 |
F3(kHz) | 50.7 | 1348 | 2326 | 1675 | 999 |
Ltest(mH) | 9.63 | 0.00933 | 0.000275 | 0.00453 | 0.0205 |
何か表記値より5%ぐらい低いです。基準にしたコンデンサーはフィルムコン
5%ものなので、まあ実力的には2%程度を期待できますから、おかしいとする
と秋月のテスターの周波数カウンタ誤差でしょうかね。
これはちょっと調べないとね。
今までの試作をまとめたnobchaのWEB
http://chitose6thplant.web.fc2.com/