nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

PIC16F1827を使用したフランクリン発振回路方式LCメータの不調対策

PIC16F1827を使用したフランクリン発振回路方式LCメータの不調対策がやっとできました。新シリーズになりCxVN(コンパレータの-端子)とCxVP(+端子)入力ポートをCMxCON1レジスタで色々と選べるようになったのですが、CxVP側選択に制限があります。PIC16F88で採用したつなぎ方だとコンパレータ1と2のCxVPを一緒につないでますが、それを指定したときに外に出せるポートとC1OUT指定ポートがRA3(ピン番2)にかぶっています。そうなるとコンパレータ1のC1VPだけRA2にアサインすることになり、C2VPは外に出せなくなりました。残るつなぎ相手方はDACかFVRと言う究極の選択になって、そこでFVRにつなぐことにします。C2VN(コンパレータ2のマイナス入力)は外部端子でコンパレータ1の出力とつなぎ、フルスイングの信号です。コンパレータでクロスできる電圧として、FVRは2.048Vにします。これでやっと発振も出来、コンパレータ2を信号も通過し、コンパレータ2出力RA4のTRISをOn/OffしてTMR0ゲーティングすることにして実験を進めます。このあたりの事情はPIC16F1827データシートDS41391Bの158ページと159ページにあるコンパレータの内部接続図とピンアサイン表を眺めてやっとわかりました。結局信号配線を変えることなく、コンパレータ2の+側入力C2VPをFVRにつなぐと言う回路図になります。次の通りです。

COMP1の出力は矩形波フルスイングなので、FVRは2.048Vにしておきます。