さてさて、LCメータを作った後、やっぱり使ってみないとありがたみがわからないなあと、手持ちLC動員し測定してみました。
ほとんどが部品表記精度内に収まっています。
1%誤差の精密コンデンサを測定した誤差が1%以内なので、測定誤差としてはほぼ同程度といえるような精度です。
このメータの精度は基準コンデンサの誤差が±5%あって、更に回路動作の誤差が重なるので、精度±1%誤差のコンデンサーを±1%で測定できたことは偶然とはいえなかなかの精度では有りませんか。
コイルは10μHから1mHぐらいかと思ってましたが、なんのなんの2.2μHから10mHまで測れました。ただし、境界ゾーンでは精度も表示桁数共に??になります。要改良ポイントが出てきました。
コンデンサの方はと言うと、10pFから4700pFぐらいのはずが1pFからになりました。10000pFを越えると発振が不安定になりちょっと無理。Cの方が狭いです。
このLCメータのキモは広い範囲で発振できるフランクリンオシレータということになります。従って、PIC内蔵のコンパレータではスルーレートがイマイチなので高速コンパレータを使うことで測定範囲、制度改善が期待できます。ただし、そのときは切り替え部に伴う浮遊インダクタンスとキャパシタンスが心配です。
そのほかにもどのような誤差要因があるのか、基準コンデンサの誤差、コンパレータによるLC回路のQ影響での周波数偏差、カウンタのゲート時間誤差による周波数誤差などが考えられます。ちょっと研究、検討が必要かも。
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実験まとめはhttp://chitose6thplant.web.fc2.com/ PVカウント開始11年11月26日