nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

周波数の関係 L/C value speculated from measured frequencies



さて、ちょっと戻って、フランクリン発振回路での周波数関係がどういう値を取っているかを見直します。まず、先日紹介のLTSPICEでのシミュレーションでは1000pF+100μHでは497.391kHz(F1です)で、パラに基準用のコンデンサー1000pFを抱かすと351.728kHz(F2です)となりました。http://d.hatena.ne.jp/nobcha23/20120127/1327617110
次に第一号機PIC16F88機では1000pF+100μHで530.6kHz、1000pF+1000pF+100μHでは365.2kHzです。PIC16F648Aに替えて測ると前者が535.6kHz,後者が368.2kHzとでました。
ここで何が疑問視されるかというとLTSPICEと現実が違うところは主にストレー容量、インダクタンス、オペアンプと言うところで、前2者は周波数を下げる要素と思うが、現実には周波数が上がっているというところです。具体的数値で言うとF2とF3が同じならば、被測定物のコンデンサが1000pFであるべきが、低い測定結果となります。実験で使用している参照用の1000pFはNEC製の5%品ですが、それが900pFぐらいに認識されること自体がストレー量以外の要素があると推定されます。
で、それが何かと言えばオペアンプの信号遅延ではないかと思うのです。LTSPICEではLM311コンパチだろうとLT1011を使いましたが、PIC16F88とかPIC16F648Aのコンパレータとの違いがある。データシートを参照必要・・・。