ここでまたもや実験対象を変更。PIC内蔵のコンパレータとLM311の方で作るフランクリン発振回路とを比べてみようかと思い立ちます。
なぜかというと、フランクリン発振回路を用いたLCメータなのですが、その精度に疑問を抱いていました。AADEのWEBでは精度がすごく良いと書かれていて、実験結果も良い様な話です。標準Lみたいなものを使って測定したりしています。でも、たとえば、個体誤差を単純平均して誤差平均が小さいから良いというような、実験統計からすると??のような記述もあります。
どうもLの測定自体がなかなか難しいようで、メーカの技術資料でも1kHzにおけるインピーダンスブリッジでの測定結果がベースになっているようです。
それに対して、共振回路型でのリアクタンス測定はべつっこの課題も引き連れてきます。たとえばフランウリン発振回路式ではカウンタで計測する発振周波数が回路Qや回路遅延時間などにも関係しそうです。
まあ、いくらでも机上で難しいことを想像できますが、ここではちょっくら視点を変えて実験をして見ます。
そこで、LM311でのフランクリン発振回路実験をもう一度やります。確か2年前ぐらいにブレッドボードでやったんですが、今回はユニバーサル基板に組んで見ます。回路図は次になります。
水魚堂の回路図エディタを愛用しております。
http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm