nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

日本語対応中国メーカーPCBGOGOで1ドルプリント基板作成ーー実際は手数料あり、2ドルでしたが、とにかく安い

動くかどうか心配ある基板を作るのになるべくお金はかけたくありません。そこで最近大流行りの中国基板メーカーの割引サービスを試しました。

「ホームページ日本語対応」、「KiCADプラグインあり」、「日本語堪能なスタッフによるコンサルティングあり」、「初回注文は基板1ドル、送料無料」のPCBGOGOを試しました。
基板作りには色々お約束、ノウハウあり一筋縄でいきませんので、注文前コンサルティングサービスは転ばぬ先のつえでありがたいサービスですね。

さて、現在、TA2003のミキサー、Si5351aを使い周波数制御、Si4732で受信機動作させる航空無線受信機試作に取り組んでいます。

この間は第一ステップ、パネル部として、Arduino pro mini/ATmega428とSi5351aを作りました。そして、その回路にR909受信機の1602LCDスケッチを移植。更にCesarSoundさんのSSD1306表示のスケッチも移植しました。


今回の基板はRF部です。局発信号を引っ張りたくないのでRF部にもSi5351aを載せます。これはVFOで使うときはパネル部に、受信機ではRF部に載せるという構成です。ブロックダイアグラムは次のようになっています。

R909 SDR1 Block diagram

さて、次に今回のPCBGOGO基板への注文で気の付いた点を紹介したいと思います。

1.KiCADV7.0のプラグイン (KiCAD V7以降)
KiCADで基板パターン設計を終え、製造用のデータ準備に入ります。ガーバーデータファイル作成にPCBGOGOのプラグインが用意されています。これは便利ですよ。

KiCADプロジェクト開始メニューの一番下、プラグインをクリックして、出てくるPCBGOGOを選択します。

PCBGOGOプラグイン

2.製造データ作成とアップロード
プラグインが入っていると、パターン設計終わった時点で、プルダウンメニュー「ツール」の中、外部プラグインでPCBGOGOを選ぶと自動的にプロットして、ガーバーファイル類をzip化し、PCBGOGOの注文画面迄飛んで行って、ファイルをアップロードしてくれます。

ファイルアップロード

しかしながら、ここで残念なのは、行き先は英語画面で、日本語に切り替えマイページにする必要があるところです。
切り替えると、せっかくのアップロードは無効になりますが、心配ありません。マイページの「基板製造見積」画面からKiCADのワーキングディレクトリーに入っているzipをアップロードします。

アップロード

3.コンサルティングサービス
PCBGOGOでは会員ごとに日本語のできる担当が割り当てられるようです。マイページの上に出てくるポップをアクセスしてメールを出すと、就業時間中ならすぐに回答が来ます。今回の注文では面付けVカットはどうなのかを聞いてみました。面付とかルータカットとかいろいろなメニューは割引基板では対応できませんとのことでした。KiCADのパターン編集で自分で面付しVカットやマウスバイトなど入れなければ(自分でソーやNTカッタで切り離す)良いみたいです。
基板データを入稿すると進捗状況がチェック待ちになり、終わるとメールが来て、支払いに進みます。

4.支払い
PAYPALかクレジットカードです。基板代が1ドルになり、送料が差し引かれ、でもPAYPAL、クレカ手数料は必要です。料率は5%で切り上げなので、1ドルになりました。ということで2ドルで基板を作ってもらえることになりました。初回の送料無料はすごくありがたいです。

決済

と言うことで無事注文できました。来週早々にはRF基板が来るんだろうと期待し、実装部品を集めているところです。到着したらまた報告します。

PCBGOGOに会員登録し、初回送料無料で基板代1ドルを試してみてください。
www.pcbgogo.jp