nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

ARDU5351受信機用局発回路 The receiver local clock controler with Arduino + Si5351a

中華航空無線受信機キット改造用のデジタル局発は当初PICマイコン+Si5351aだったのですが、ライブラリーの豊富さにつられ、Arduinoに移ってきました。そして昨年Jason KitsのR909受信機の局発部および受信制御部に採用されました。

R909 receiving

今回、R909からマイコン関連部を独立させ、ARDU5351受信機用回路PCBを作りました。
R909受信機はTA2003二段構成の受信機回路と小生が作った中国製航空無線機用局発制御を組み合わせたようなものです。なので、今回の制御回路は航空無線受信機向けの局発、受信制御を独立させたともので、信号発生器にも使え、受信機の制御回路としても使おうという目論見です。

R909 block diagram

なおArduinoとSi5351aモジュールを組み合わせた回路としてはARDU-5351(EA3QCY)がキットとして売られています。HF受信機に組み込むデジタル局発用みたいです。


さて、CPUはArduino pro miniあるいはATmega328P(Arduinoローダ付き)を選択切り替えで使うことにしました。ロータリーエンコーダーとファンクションスイッチが付いていて、LCD表示利用で、Si5351aにより高周波信号を発生させようというものです。LCDは4ビット並列IFあるいはi2cの1602Aを使います。行く行くはOLEDも使えるようにしたいです。

以上のような前置きで回路設計し、KiCADでパターン設計し、中国基板屋でベアPCB作りました。RLCはSMDを使ったため、ルーペ片手に手はんだで組み立てました。まずは秋月で買ったATmega328Pを実装、CH340のUSBシリアルを付けて動かしました。そしてR909受信機のスケッチをちょっと触って移植します。買い置きの1602Aがきれていて、LCMがi2cLCDだったので、一時的に借りてつなぎます。

Bare PCB

受信機局発設定なので、IF分(10.7MHz)高い周波数を発振しています。またSi5351aの基準クロック誤差と周波数カウンタの誤差で5kHz高い表示です。Si5351aの基準クロック誤差補正の機能が必要です。

experiment

この制御基板を利用して、次に作ったり、改造したりする、アイデアがあります。どれにするか迷っています。
第一案 中華製航空無線レシーバーキットR2017のデジタル局発改造
第二案 R80のPICマイコン制御、7セグLEDの替わりに付け替える。
第三案 TA2003+Si4732受信機基板を作り、PU2CLRのライブラリーを引き込む。

この項続く