nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

about franklin oscillator ここでフランクリン発振回路へ脱線

突然脱線フランクリン発振回路研究 I studied franklin oscillator as below. There is detail explanation about franklin oscillator on the WIKI. Also I found the VCO design report on the WEB.
LCメータを作った関係でフランクリン発振回路と言うものを知りました。この回路はLC移相発振回路とでも言える回路方式で、馴染みの発振回路がCクラス増幅器による大電力タイプであるのに対してAクラス動作アンプにより発振すると言うものです。
ちょっとWIKIを覗いてみると発明者のチャールズサミエルフランクリンさんはマルコニーの技術屋さんでバリコンも彼の発明とあります。http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Samuel_Franklin HF帯やってる人ならご存知のマルコニーアンテナもこの方の発明とか。
それでフランクリン発振回路ですが、次のような資料がありました。→高周波の発振回路の解説ですね。
http://mobiledevdesign.com/images/archive/0401Koster58.pdf

それでフランクリン発振回路のキモはと言うと次のようになるようです。
1.高い増幅率を有する反転AMPを2段、LC共振回路と疎結合(小さなコンデンサー)でつなぐ。反転2段なので、正帰還かかり、発振する。(並列共振回路でも直列共振回路でも良い。周波数共振した反転増幅器による正帰還とでも言うか。)

2.疎結合であるとLC回路はトランジスタ回路の影響を受けないので高いQになる。高いQのフィルタが掛かった正帰還信号により歪の無いRFキャリアが得られる。

3.アンプはAクラス動作、高増幅率で動作させ、結合コンデンサC1,C2の値を調整して発振強度を変える。

4.出力はボルテージフォロワなどで取り出す。FET回路であるとソースフォロワにする。

とまあ、そういうことなのであります。UHF帯発振回路を基板上へコンパクトに組み立てるには北摂電子さんの実装法(ユニバーサル基板の穴にチップコンを埋め込み、両面基板の反対側に銅板をはる)が参考になると思います。http://hokusetsudenshi.web.fc2.com/

ところでLCメータのフランクリン発振回路はコンパレータを用いています。そのため元祖回路から少しもじられているようですね。
反転AMPの出力を反転入力に入れ360度移相を変えている点とか、
結合度が強いところかと思います。

で、明日以降はLTSPICEやってみることにします。