nobcha23の日記

PICマイコンやArduinoを使う電子回路遊びを紹介します

焦電型赤外線検出器用アンプのLTSPICE

焦電型の赤外線センサーを使用して、人が近づいたら明かりを
点けたり、警報を鳴らすような自作実験は大体が秋月のキット
を使用しているようで。秋月のキットの回路はセンサー製造元
日本セラミックの推奨回路に元があるように思われます。この
回路は単電源オペアンプ324を使用して、2段の増幅器40倍*40倍、
帯域が0.5Hzから10Hzぐらいのようです。

まねて作るにしてもどんな感じで動作するのかをいつもの
LTSPICEで確かめることにしました。LTSPICEにはオペアンプ
はLTのしか登録されてませんから、どれか近そうなものを選ぶ
か、SPICEモデルをどこかから持ってくるかです。今回はCQ
版の「LTSPICE入門編」を参考に324コンパチの358をMAD研経由
NSのもの(LM358)から借用しました。
http://www.madlabo.com/mad/edat/spice/model/opamp/Lm358.mod 
このデータをテキストエディタで開き、
”C:\Program Files\LTC\LTspiceIV\lib\sub”
に”lm358..lib"で登録しておきます。
次に回路図でSYMBOLはOPAMP2を使い、OPAMPをスケマに書いた後、
右クリックでアットリビュートエディタを開きます。
valueのところのパラメータにlm358/NSと書き、
更に".op"かeditプルダウンのspice directiveで
コマンド".include lm358.lib"をスケマ中に書きます。
このスケマチックの中にシュミレーションのコマンドを記述
するという概念はマニュアル無し型試行錯誤方式ではなかな
か判りにくかったです。

そうするとLM358が使えるようになりました。  
もうこれだけを晩酌後細切れであっちゃこっちゃやりまくると
ポカミスだらけでした。本をよく読んでみるとLTSPICEに含ま
れているLT1013が代用できるようです。